生きる意味が強く問われ、親鸞聖人の教えが広く求められている一方で、日本各地の浄土真宗寺院が無住寺、廃寺と化し、消滅しつつある。 NHKの特集番組「寺が消える」で、実体のない寺院が多く存在することが報道されてから20年。この衝撃的な事実は、その後さらに悪化の一途をたどっている。
そんな中、浄土真宗親鸞会とめぐりあい、親鸞聖人の教えを聞き求める人の中にも、寺院出身者は少なくない。衰退する浄土真宗各派の現状を目の当たりにしてきた彼らが、今何を考え、寺をどうしようとしているのか。
このサイトでは、寺院出身の親鸞会会員の声を集め、浄土真宗のあるべき姿について考察する。
東本願寺(大谷派)で650年の伝統ある寺の住職が、なぜ寺を出なければならなくなったのか。
親鸞聖人の教えと、現在の東本願寺・西本願寺等の浄土真宗の現状を、この事件を通して皆さんに知っていただきたいと思います。
大変大事な問題なので、今回は特別編としてお送りします。
御名号とはいかなるものか。なぜ御名号を御本尊とするのでしょうか。
親鸞聖人、蓮如上人のご教示を学ばせていただきましょう。
上山 大峻氏(浄土真宗教学伝道研究センター所長)の新聞記事より
相次ぐ自殺。死んではならない真の理由に真っ向から切り込み、人々の深い迷妄を切り開き、根本解決の道を示しうるのが、親鸞聖人の教えなのです。
笠野恵美子(仮名)
真宗寺院の坊守を務めていますが、親鸞聖人の教えは永年よく分からないままでした。後生の一大事が聞けなかったからです。
それが10年前、親鸞会主催の講演会で「人間の実相」を聞くや、心に衝撃が走りました。
中浜 ミドリ(仮名)
「本願寺で、後生の一大事を聞いたことはないねえ。真実に出遇えた私は、幸せ者だね」
兵庫県 吉川 宏明(仮名)
家は浄土真宗の寺なので、『正信偈』を読んではいましたが、意味はまったく知らなかったのです。
続けて聞かせていただき、「親鸞聖人の教えには、人間にとって最も大切な人生の目的が教えられていたのだ!」と知らされました。
愛知県 平松敏政氏(仮名)
「聖人の教えをネジ曲げ、都合の悪い者を排斥する本願寺の態度に、我慢できません」
平松さんがそう痛感したのは、本願寺・研修会の内容を思い出したからであった。
京都府 野田洋一氏(仮名)
「小さいころから、葬式・法事が僧侶の勤め、これさえしていれば生活できると思っていました。」
転機は大学生の時でした。
新潟県 久米 範久氏(仮名)
「今の仏教は変だけど、本来は、きっとすばらしいものにちがいない」
佐賀県 梅田 司氏(仮名)
浄土真宗の僧侶養成学校では、何一つハッキリと答えてくれない。そんなところを卒業してどんな教化ができるのだろう。
長崎県 三村 元氏(仮名)
「仏教とは、お仏壇に手を合わせて、なくなった方を大切にするものなのだ」と考えていた。
滋賀県 原 丈志氏(仮名)
「昔は何もなかったから寺が盛んだった」まるで寺を娯楽会場と勘違いしている。と原さんは指摘する。
島根県 今井 勤氏(仮名)
「形だけでも親鸞会をまねようとの動きがありますよ。
現代人に、寺はもう古い。これからは親鸞会でなければ」
兵庫県 山田秀貴氏(仮名)
高2の時、京都西別院で得度しました。10日間の研修がありましたが、正信偈と御文章の、節のつけ方の練習以外、あまり覚えてません。たしか10日目に頭をツルツルにそって、本山でオカミソリを受けました。門主か誰かが、『君たちは今日から生まれ変わった。めでたい日や』と言いましたが、頭ツルツルで何がめでたいか、と思いましたね。
新潟県 澄川義文氏(仮名)
「両親は、私を跡継ぎにと考えています。その場合、まず寺に、正御本尊をお迎えしたい。そして周囲に流されぬよう、定期的に親鸞会の講師の法話を開きたい。」
※掲載した個人名は、プライバシー保護のため仮名にしています。
浄土真宗を憂う 西本願寺・東本願寺・真宗各派の発展のために|親鸞会会員の提言