浄土真宗を憂う

西本願寺・東本願寺 浄土真宗各派のあるべき姿とは?

浄土真宗寺院出身者の声

「ご門徒に申し訳ない」 

京都府 野田洋一氏(仮名)

 現在、親鸞会の講師である野田洋一氏は、京都の本願寺派S寺の長男に生まれた。
「小さいころから、葬式・法事が僧侶の勤め、これさえしていれば生活できると思っていました」
 仏縁を結んだのは、大学に進学してからである。

「親鸞会とご縁があって、葬式法事が僧侶の勤めではなかった、と知らされました」

 若くして仏縁を結ぶことができた野田氏だが、本願寺では、若い世代にどのようにアプローチしているのだろうか。

「本願寺にも、仏青=仏教青年会がありますが、スポーツやカラオケなど、その場限りの人集めです。だから若い人はよりつかない」

と、寺の実態を指摘する。かんじんの親鸞聖人の教えが、伝えられていない。
 寺院後継者でありながら、親鸞会の講師になる決意をした動機を、次のように語っている。

「高校1年のとき、本願寺で1週間の研修を受け得度しました。研修といっても勤行作法ばかりをしつけられ、親鸞聖人のみ教えは一言も聞かされませんでした。親鸞聖人の教えを聞かせて頂くご縁にめぐりあい、後生に一大事のあることを知らされました。我が身の一大事の解決を果たすとともに、真実を知らない門徒の人たちに、1日も早く伝えなければならないと思い、決意しました。今のままでは門徒の皆さんに申し訳がありません。」

 蓮如上人は、

「誰の人もはやく後生の一大事を心にかけて」(「御文章」)

と仰せである。心にかけねばならない、後生の一大事が抜けているのでは、真宗の衰退は必至である。

 野田氏は、現在九州での多忙な日程の合間、京都へ戻り、大切なご門徒の皆さんに親鸞聖人の教えを伝えるため、孤軍奮闘している。

※掲載した個人名は、プライバシー保護のため仮名にしています。

 

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