浄土真宗を憂う

西本願寺・東本願寺 浄土真宗各派のあるべき姿とは?

真宗の正しい御本尊

姑と一緒に勤行を

愛知県 小田佳枝さん(仮名)

 親鸞聖人のみ教えに従い、代々続いてきた絵像本尊を改め、正御本尊をお迎えした学徒を紹介します。

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「ねえお母さん。『跡を継ぐ』って、結局この家や財産を継ぐこと?それともお墓の世話?どうすることなの」

 長女の泉さんに、跡を継いでほしいといつも言ってきた佳枝さんは、こう尋ね返され答えに窮した。15年前のことである。
「でも、今ならこう言えます。継いでほしいのは家や財産などではない。わが家の正御本尊をお護りし、親鸞聖人のみ教えを、しっかりと子々孫々に伝えてほしいということだよ、と」

 

 聞法を始めて10年になるが、正御本尊をお迎えしたのは昨年だった。それまで仏壇には、代々続く絵像が安置され、勤行の際は、やむなく携帯用の正御本尊をお掛けした。

 姑と夫との3人暮らし。早く正御本尊をお迎えしたいと念願したが、「嫁の立場で、『御本尊を替えたい』とは言いづらくて……」と振り返る。
 まず夫の雅夫さんに理解してもらおうと、日常会話でも努めて仏法の話をし、『御文章』や『御一代記聞書』を開き、

『木像よりは絵像、絵像よりは名号』と、ここに蓮如上人が教えておられるでしょ」と、機会あるたび、御本尊について触れていった。

 最初は近所の目を気にし、二の足を踏んでいた雅夫さんだったが、お聖教のお言葉に動かされ、「うちも正御本尊にしよう」と、自分のほうから切りだした。姑の富子さんも、「おまえたちがそんなに言うなら、御名号にしたらいい」と同意。昨年の報恩講で、正御本尊をご下附していただいた。

 以来、佳枝さんは姑と一緒に勤行をするように。「これを機に、わが家で家庭法話を開き、家族皆に親鸞聖人のみ教えを伝えていくことが夢なんです」

※掲載した個人名は、プライバシー保護のため仮名にしています。

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